EnglishBattle

イタリック祖語

*oissos

英語での現れ方

ラテン語で「使うこと」を表した名詞にさかのぼり、フランス語を通って英語の use になった。名詞と動詞が同じ綴りで、名詞は語尾を /s/、動詞は /z/ で読み分けるのが約束。この家族のよいところは、接頭辞と接尾辞の意味がそのまま足し算になっている点で、re-(再び)の reuse、mis-(誤って)の misuse・misused、dis-(やめる)の disuse・disused、over-(度を越して)の overuse、un-(〜されていない)の unused は、初見でも意味が読める。

usa の綴りになるのは名詞化した usage(使い方・慣用)と、-able から作られた usability(使いやすさ)、reusable。「役に立たない」側は -less を足した useless・uselessly・uselessness で、日常会話での頻度が高い。ab-(本来から離れて)のついた abuse だけは「本来の使い方から外れた使用」=乱用・虐待という重い意味になるので、単なる誤用を指す misuse とは温度差がある。人に対して使うときは特に取り違えないようにしたい。