古フランス語
-elet
小ささを表す語を作る
英語での現れ方
- letbooklet・leaflet・applet・tartlet・cutlet・piglet・eaglet・auklet・swiftlet・kinglet・starlet・singlet・treelet・streamlet・brooklet・droplet・wavelet・spikelet・valvelet・platelet・armlet・wristlet・necklet・ringlet・gauntlet
二つの小さいものを表す接尾辞が重なって一つになったとされる形で、英語では let として定着し、名詞に付けて「小型の・幼い」を表す。booklet(小冊子)、leaflet(小さい葉→ちらし)、applet(小さなアプリ)、tartlet(小さいタルト)、piglet(子豚)、eaglet(鷲の雛)、auklet・swiftlet(小型の鳥)、treelet、streamlet・brooklet(小川)、droplet(小滴)、wavelet(さざ波)、spikelet(小穂)、valvelet(小弁)が典型。生物学や工学の用語では、この接尾辞が「より小さい単位」を厳密に指すことも多く、platelet は「小さな板」から血小板を意味する。
もう一つの働きが「体に着ける小さな輪・帯」で、armlet(腕輪)、wristlet(手首の飾り)、necklet(首飾り)、ringlet(巻き毛)がこの組。starlet(駆け出しの若手女優)、kinglet(小王・キクイタダキ)のように、皮肉や愛称の色を帯びる語もある。注意が要るのは、-let に見えても分解できない語で、cutlet は「切る」ではなくフランス語の「小さい肋骨」から、gauntlet は「小さい手袋」から来たとされる。singlet(袖なしシャツ)も single から作られた語で、いずれも綴りに引きずられて意味を推測しないほうがよい。