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印欧祖語

*(s)kelh₁-

干からびる・しおれる

to dry up, to wither

英語での現れ方

「乾く」から「乾いて固くなる」へ進んだのがギリシャ語系の枝で、σκληρός(固い)由来の scler は医学用語に集中する。sclerosis は組織が硬くなること、sclera は眼球の白い硬い膜、arteriosclerosis は動脈が硬くなる状態、scleroderma は皮膚が硬化する病気を指す。同じ枝の skelet は「干からびたもの」から skeleton(骨格)になり、exoskeleton(外骨格)・cytoskeleton(細胞骨格)・musculoskeletal(筋骨格の)のように専門語の部品になる。

ゲルマン語系では「乾く→水が浅い」という方向に進んだとされ、shallow(浅い)と shoal(浅瀬)がこれにあたる。shallow は水深だけでなく shallow breathing(浅い呼吸)や shallowness(薄っぺらさ)のように比喩でも使う。scler を見たら「硬い」、skelet を見たら「骨組み」と読み替えると、初見の医学語でも見当がつく。