ゲルマン祖語
*hundaz
犬
dog
英語での現れ方
- houndhound・wolfhound・otterhound・bloodhound・foxhound・coonhound・hellhound・elkhound
- hund / honddachshund・keeshond
- sleuthsleuth・sleuthing
ゲルマン語圏で広く「犬」を表した語で、古英語 hund、古高ドイツ語 hunt、古オランダ語 hunt と同じ形をとる。英語では hound が猟犬に限定されたため、家族の中心は犬種名になった。追う獲物を前に置けば bloodhound・foxhound・wolfhound・staghound・deerhound・elkhound・otterhound・coonhound と、いくらでも語を作れる型が生きている。ドイツ語・オランダ語から入った dachshund・keeshond には、元の hund / hond の綴りが残っている。
比喩では「執拗に追う」という含みが強く、hellhound や、探偵を表す sleuth(足跡を追う犬 sleuthhound の前半が独立した形)とその動詞 sleuthing がここから出た。ninety・ninetieth が同居するのは、古英語で十位数に付いた hund-(hundniġontiġ)と綴りが重なるためで、犬を指す hund とは別系統とされる点に注意。