印欧祖語
*gʷʰéntis
打撃、殺害
a blow, a killing
英語での現れ方
- gungun・gunner・gunnery・gunman・gunboat・gunlock・gunflint・gunstock・gunsight・gunpoint・gunmetal・gunplay・gunpowder・gunshot・gunfire・gunsmith・gunslinger・gunite・gunnel・gunwale・shotgun・handgun・blowgun・flashgun
- gunngunner・gunnery・gunnel・gunwale
語根の段階では「打ち倒すこと」を表し、ゲルマン語で「戦い」の名詞になった。それが古ノルド語の女性名に取り込まれ、中英語でその愛称が大砲の呼び名として使われたのが英語 gun の始まりとされる。抽象的な「戦い」から具体的な武器の名へという珍しい経路をたどった語で、現在の英語では圧倒的に複合語で使われる。gunpowder(火薬)、gunfire・gunshot(発砲)、gunner・gunnery、gunman、gunsmith、gunboat、gunstock、gunlock、gunflint、gunsight、gunpoint、gunmetal、gunplay、gunslinger がその例で、いずれも「銃に関わる◯◯」と素直に読める。
逆に後ろに付けば銃の種類を表し、shotgun(散弾銃)、handgun(拳銃)、blowgun(吹き矢筒)、flashgun(閃光装置)となる。gunwale(船べり)は綴りに反して「ガンネル」と読み、その発音を写した gunnel という異綴りも辞書に載る。かつてそこに砲を載せたことによるとされ、意味のつながりは見えにくい。gunite は圧縮空気で吹き付けるモルタルで、「銃のように撃ち出す」から作られた工業用語。