consequent と subsequent の違い
どちらも「後に来る」形容詞ですが、consequent は因果関係あり(結果として)、subsequent は時間の順序だけ(その後の)。論文・契約書で効いてくる区別です。
結論
consequent 「結果として起こる」— 原因の後を、因果でついて行く
subsequent 「その後の・後続の」— 時間的に後なだけ。因果は問わない
因果でついて行けば consequent、時間でついて行けば subsequent。
比較表
| consequent | subsequent | |
|---|---|---|
| 含意 | 因果関係(〜の結果) | 時間の前後のみ |
| パーツ | con-(共に)+ sequor(ついて行く) | sub-(すぐ後に)+ sequor |
| よく使う形 | the consequent rise in pricesそれに伴う価格上昇 | subsequent eventsその後の出来事 in subsequent yearsその後の数年で |
| 例文 | the drought and the consequent crop failure干ばつと、その結果としての不作 | The error was fixed in a subsequent release.その不具合は後続のリリースで修正された。 |
語源でわかる違いと覚え方
共通の土台はラテン語 sequor「ついて行く」。接頭辞が違いを作りました — con-(ぴったり共に)付いて行けば「結果として」、sub-(すぐ後に)続けば「その後の」。
ラテン語
sequor
「ついて行く」
ラテン語
cōnsequor → cōnsequēns
「後を追う」→「続いて起こる」
consequent
結果としての — 因果で追う
ラテン語
subsequor
「すぐ後に続く」
subsequent
その後の — 順序で続く
consequence(結果)・consequently(その結果)・consecutive(連続した)はみな con- 側の家族。sequor「ついて行く」は、second(2番目=次に続く者)や sequence にも通じる「順序」の大家系です。
覚え方
consequence(結果)の consequent、sub(後ろ)の subsequent。
因果まで背負うのが con-、順番だけなのが sub-。
使い方と例文
consequent の使い方
the consequent + 名詞 — それに伴う〜(硬い書き言葉)
- the factory closure and the consequent job losses工場閉鎖と、それに伴う雇用喪失
subsequent の使い方
subsequent + 名詞 — その後の〜
- Subsequent studies confirmed the finding.その後の研究がこの発見を裏付けた。
- subsequent to the meeting会議の後に(前置詞的な硬い用法)
The policy change and the consequent confusion were addressed in subsequent announcements.
方針変更とその結果生じた混乱には、その後の発表で対処された。
よくある間違い
×consequent years(「その後の数年」のつもり)
○subsequent years
単に時間的に後なら subsequent。consequent だと「(何かの)結果として生じた数年」という妙な意味になります。
理解度チェック
「その後の版で修正された」— fixed in ___ editions
(時間の順序だけ。)
惜しい。正解は subsequent。因果を含まない「その後の」は subsequent。
「嵐と停電」— the storm and the ___ blackout
(選んだ語でどんな意味になるか考えましょう。)
惜しい。正解は consequent / subsequent。どちらも文を作れます。consequent は嵐が原因だと示し、subsequent は嵐の後に起きたという順序だけを示します。
よくある質問
Q. consecutive との違いは?
consecutive は「連続した」— 間が空かずに続くことです(three consecutive wins=3連勝)。subsequent は間が空いてもよく、単に「後の」を表します。
同じ語源の仲間
みんな sequor「ついて行く」の家族。順序と因果は、この家系の二大テーマです。