イタリック祖語
*gʷītā
命
life
英語での現れ方
- vitalvital・vitality・vitalize・vitalise・vitalism・vitally・revitalize・revitalization・vitalizer・revitalizing
- vitaminvitamin・multivitamin・provitamin
- whiskwhisky・whiskey
中心は vital(生命の→欠かせない)で、vitality(生命力)、vitalize・revitalize(生き返らせる・再生させる)、vitalism(生気論)と広がる。英語では「命の」より「なくてはならない」の意味で使われることが多く、revitalization は町や産業の再生を語るときの定番語。arborvitae(命の木)のように、ラテン語の形をほぼそのまま残した植物名もある。
vitamin は「生命に必要なアミン」として二十世紀に作られた語で、multivitamin・provitamin と派生し、cobalamin・cyanocobalamin・niacin のように個別のビタミン名にも語尾が受け継がれた。もうひとつ意外なのが酒で、ラテン語 aqua vītae(命の水)が蒸留酒を指し、ゲール語を経て whisk(whisky・whiskey)に、北欧経由で aquavit になったとされる。vita の系統は「医学・健康」と「酒」に大きく分かれる、と押さえておくと迷わない。