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西ゲルマン語

*badi

英語での現れ方

複合語の作り方が二方向にはっきり分かれるのが特徴。bed を先頭に置くと寝室まわりの語になり、bedroom・bedside・bedtime・bedclothes・bedspread・bedding・bedpost・bedstead・bedframe・bedpan・bedroll・bedchamber・bedrest と、家具と生活の語彙がひと通り揃う。bedridden は「寝床に縛られた→寝たきりの」、bedfellow は「同じ寝床の相手→仲間・同床異夢の相手」、bedsit は寝室兼居間の借家、bedbug は南京虫。

逆に bed を後ろに置くと「平らな土台・底」の意味に傾く。seabed・riverbed・streambed は海底や川床、roadbed は路床、bedrock は岩盤で、そこから「根本」という比喩にも使う。flowerbed・seedbed は苗床、hotbed は「温床」でよくない事の温床という比喩で使われ、flatbed は平らな荷台。sickbed・deathbed・daybed は人の状態を表す。動詞の embed(別綴りで imbed)は「寝床に入れる→埋め込む」で、embedded(組み込まれた)は技術文書でよく出る。前置詞と結び付いた古い形 abed(床に就いて)も残っている。