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ラテン語

-bulum

道具や場所を表す名詞を作る

英語での現れ方

動詞に付いて「それをするための道具」「それをする場所」を作った語尾で、英語には出来上がった名詞として入っている。stabulum は「立つ場所→家畜小屋」で、英語の stabl の一群(stable=厩舎、stableman=馬丁、stablemate=同じ厩の馬から転じて仲間、stabling=厩舎設備)になった。「呼ぶための語」が vocabulum で、そこから vocabulary(語彙)。「養うもの」の pabulum は飼料を指し、比喩では中身の薄い読み物にも使う。玄関先の待つ場所だった vestibule も同じ作りの語。

ラテン語の形をほぼそのまま残す語は医学・儀式の分野に多く、infundibulum(漏斗状の部分)、acetabulum(寛骨臼)、器の側では crucible(るつぼ)、thurible(香炉)が ible の綴りで入った。脱穀の道具から出た tribulation は「踏みつぶすこと→苦難」で、動詞 tribulate も同じ筋。鈴の音を表す tintinnabulation は語尾がそのまま見える珍しい例。コツは、硬い名詞の末尾に -bulum/-ble を見つけたら「〜するための物・場所」と読むこと。注意点は、「〜できる」を表す -able/-ible とは別物だということです。