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印欧祖語

*múHs

英語での現れ方

ゲルマン語系の本来語がそのまま残ったのが mouse で、mousetrap・mousepad・mouser のように合成語を作り、形容詞 mousy は「ねずみ色の・気の弱い」の意味で使う。ラテン語 mūs も同じ語で、その縮小形 mūsculus(小さなねずみ)が「筋肉」の名になった。皮膚の下で動く筋肉が小さなねずみのように見えたためとされ、ここから muscle・muscular・musculature・muscularity・neuromuscular が並ぶ。mussel(ムール貝)も同じ縮小形からで、murine(ねずみの・ネズミ科の)はラテン語 mūrīnus 由来。

医学・生物学ではギリシャ語 μῦς の側が使われ、myo の形で「筋」を表す。myocardium(心筋)・myocarditis(心筋炎)・myopathy(筋疾患)・myositis(筋炎)・myalgia(筋痛)・myasthenia(筋無力)・myoma(筋腫)のように、後半が部位や症状を示す組み立てになっている。electromyography(筋電図検査)や cardiomyopathy(心筋症)のような長い語も、myo を見つけて前後に切れば読める。日常語の mouse と専門語の myo が同じ語だと知っておくと、医学用語の綴りを覚えやすい。

この語源をもつ英単語