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ラテン語

-īcius

過去分詞から形容詞を作る

英語での現れ方

ラテン語で「〜された」という過去分詞に付いて形容詞を作った接尾辞で、英語には二通りの姿で入っている。ひとつは綴りを保った itious で、硬い形容詞になる。fictitious(作られた=架空の)、factitious(人為的な)、adventitious(外から来た=偶発の)、surreptitious・surreptitiously(こっそり取られた=内密の)、suppositious・supposititious(すり替えられた=偽の)、tralatitious(言い伝えられた)。解剖学の adventitia も同じ枠にある。

もうひとつは、ロマンス諸語を通る間に綴りが大きく崩れた語群。ラテン語の「新入りの」から novi の novice・novitiate、「塩漬けの」から sausage、「漉したもの」から cullis の cullis・portcullis(落とし格子)が出た。フランス語を経た past / pati の pastiche・pastis・patisserie は練り合わせたものを指し、ほかに chassis・sash(枠)、massif、postiche がある。ポルトガル語の「作り物」から来た fetish / fetich(fetishism・fetishist)や、スペイン語の mestizo・chorizo も同じ接尾辞を含む。-itious を見たら「〜された結果そうなっている」と読むと意味が取りやすい。