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西ゲルマン語

*þą̄ht

英語での現れ方

古英語 þōht を経て中英語 thought となり、綴りの gh は昔そこにあった喉の音の名残。動詞 think の過去形と同じ形なので、名詞か動詞かは文の位置で見分けることになる。名詞の意味は「頭に浮かんだひとまとまり」で、a thought(ひとつの考え)、in thought(考えごとの最中)のように可算・不可算どちらでも使う。

派生は -ful / -less と、時間を表す接頭辞の二方向。thoughtful は「考えが行き届いた→思いやりのある」、thoughtless は「無配慮な」で、thoughtfulness・thoughtlessness がその名詞。forethought は前もっての備え、afterthought は後から付け足した考え、aforethought は法律文で「あらかじめ計画された」を表す古い言い方。un- を重ねた unthoughtful・unforethoughtful は硬い書き言葉に限られる。この家族は綴りがひとつしかないぶん、複合語のニュアンス(特に thoughtful の「親切」の含み)を押さえるのが要点になる。