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印欧祖語

*bʰes-

英語での現れ方

「息を吹く・冷やす」を意味したギリシャ語から、「息」がそのまま「魂・心」を指す語になったとされる一族で、英語には psych の綴りでほぼ一手に現れる。psyche が語そのもので「心・精神」、学問と療法の名が psychology・psychiatry・psychoanalysis、担い手が psychologist・psychiatrist、形容詞が psychological・psychiatric・psychic・psychical、副詞が psychologically・psychically。心を病むことをいう psychopath、心を現わすという名づけの psychedelic・psychedelia もここに連なる。分野を重ねた neuropsychology・neuropsychiatry・parapsychology・parapsychological も、核は変わらず「心」である。

コツは、psycho が自由に新語を作る連結形だと知っておくこと。前に何が付いても、まず「心の」を当てて読めば意味が取れる。注意点は二つある。psychrometer(乾湿計)は「心」ではなく「冷たい」を意味する側から来た語で、綴りが似ているだけで中身が違う。palimpsest は「繰り返し擦り取った」という古い原義を残す語とされ、重ね書きした羊皮紙を指す。また psycho は人を指す口語として使うと強い侮蔑になるので、書き言葉では避けたい。

この語源をもつ英単語