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イタリック祖語

*moinos

英語での現れ方

ラテン語 mūnus は「公の務め」と「贈り物」の両方を指した語で、そこから im-(否定)を付けた immūnis(務めを免れた)が生まれ、英語の immune になった。もともとは税や兵役の「免除」を指す法律用語で、十九世紀の医学がこれを借りて「病気を免れている→免疫がある」の意味にした。immunity は今も法律の「免責・特権」と医学の「免疫」の両方に使うので、文脈で読み分ける必要がある。動詞は immunize / immunise(予防接種をする)、名詞は immunization / immunisation。

医学と生物学では immuno- が自由に結合して長い複合語をつくる。immunotherapy(免疫療法)・immunodeficiency(免疫不全)・immunosuppressant(免疫抑制剤)・immunoglobulin(免疫グロブリン)・immunoassay(免疫測定法)のように、「免疫の〜」と読めばだいたい意味が取れるので、長さに驚く必要はない。autoimmune は「自分自身に対する免疫→自己免疫の」。「贈り物」の側からは remunerate(報酬を支払う)・remuneration(報酬)・remunerative(もうかる)と、munificent(気前のよい)・munificence が来ている。immun- なら医学、remuner- / munific- なら金銭や気前のよさ、と分けて覚えるとよい。

この語源をもつ英単語