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ゲルマン祖語

*sitjaną

英語での現れ方

自動詞の sit(座る)と、その使役形「座らせる→置く」から生まれた set が対になっているのがこの家族の核心。set は「置く」から「据える・定める・設定する」へ広がり、preset(あらかじめ設定した)、inset(はめ込み)、mindset(心の置き所→考え方)、typeset(活字を組む)と、抽象的な用法が多い。sit 側は人が座る場面が中心で、sitter(座る人・子守)、sitting(着席・会期)、babysit・babysitting(子守をする・子守)。

コツは set の複合語が「据える人・据える物」を作りやすいこと。setter(据える者)、pacesetter(ペースを作る人)、typesetter(植字工)がその型。beset は「まわりに置く→取り囲む・悩ませる」で、接頭辞 be- が働いている。注意点は thickset・heavyset のように「がっしり据えられた→ずんぐりした」と体格を表す用法があること、bedsit がベッドと居間を兼ねた一部屋の住居を指すイギリス語であること。