イタリック祖語
*wiros
男
man
英語での現れ方
- virvirtue・virtuous・virtuously・virtual・virtually・virtuoso・virtuosity・virile・virility・virago・virtu・triumvir・triumvirate
- centurcentury・centurion
原義は「一人前の男」で、そこから「男らしさ→力量・徳」に進んだのが virtue(美徳・長所)。形容詞 virtuous(徳の高い)、副詞 virtuously が続き、技量が際立つ人を virtuoso(名手)、その技量を virtuosity と呼ぶ。美術骨董の趣味を指す virtu も同じ「優れたもの」の系統。原義に近い側に残ったのが virile(男性的な・力強い)と virility で、三人の男による支配体制が triumvir・triumvirate。勇ましい女性を指す virago は語感が強く、悪く響くこともある。
virtual はもともと「実質としての力を備えた→事実上の」で、いまは「仮想の」の意味が広まったが、副詞 virtually は今も「事実上・ほとんど」の意味で使う。ローマの百人隊 centuria から来た centur の枝では、century(百年)と centurion(百人隊長)が並び、もとは「100 人の男の組」を指したとされる。コツは、vir を見たら「人の力量」を当てること。注意点は virtual と virtually で訳が食い違いやすいことです。