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Proto-Hellenic

*kʰrṓwmə

color

英語での現れ方

ギリシャ語で「色」を表した語から出た系統で、英語では chromchromat の二つの形で科学の語彙を作る。単独の chroma は色の鮮やかさ、chrome・chromium は化合物が鮮やかな色を示すことから名づけられた金属である。光や色の元になるものを chromogen・chromophore と呼び、太陽の彩層は chromosphere という。chromat の形は形容詞・術語に多く、chromatic(色の・半音階の)、chromatically、chromaticity(色度)、achromatic(無色の)、monochromatic・monochrome(単色の)、polychromatic(多色の)、色覚を言う trichromatic・trichromacy が並ぶ。

生物学に入るとさらに広がり、染色液でよく染まることから chromatin(染色質)、chromosome(染色体)、chromatid、形容詞の chromosomal が生まれた。ここで面白いのは、chromosome の後半が切り出されて「全体のひとそろい」を表す語尾として独立し、genome や proteome が作られたとされることで、genomics のような分野名までその流れにある。コツは、色に関する語なら chrom / chromat、生物の染色体まわりなら chromosome とその派生、と二段構えで押さえることである。