印欧祖語
*demh₂-
馴らす
to tame
英語での現れ方
- tamtame・tamer・tameness・tamely・tameable・tamable
- dauntdaunt・daunted・daunting・dauntless・undaunted
- dangerdanger・dangerous・dangerously・dangerousness・endanger・endangered・endangerment
中心の意味は「荒れているものを手なずける」。ゲルマン系の本来語が tam で、tame は動詞「ならす」と形容詞「おとなしい」の両方に使う。派生は tamer(調教師)、tameness(従順さ)、tamely(おとなしく)、tameable / tamable(ならせる。e を残す綴りと落とす綴りのどちらもある)。
ラテン語 domitāre(ならす)が古フランス語を通ると daunt の形になり、「相手の気力をくじく」方向へ意味が移った。daunting(ひるませるような)のほか、dauntless・undaunted のように否定と組んで「ひるまない」と使うことが多い。ラテン語の形をそのまま借りた indomitable(打ち負かせない→不屈の)も同じ流れ。danger の系列は「領主が押さえつける力→支配下」から「危害を受けうる状態」へ変わったもので、この「押さえつける」意味圏に連なるとされる。endanger(危険にさらす)、endangered(絶滅の危機にある)、endangerment はそこからの派生。