古代ギリシア語
-ῐ́δης
の息子
son of
父の名に基づく名を作る
英語での現れ方
- idhominid・arachnid・canid・salmonid・cichlid・tortricid・tenebrionid・trombidiid・trombiculid
- midcosmid・plasmid
- trombitrombiculiasis・trombidiid・trombiculid
ギリシャ語で「〜の息子・子孫」を作った父称の接尾辞で、人名に付いた形が euclidian(ユークリッドの)に残っている。ラテン語形を経て近代の生物分類学に採り入れられ、科名を作る -idae と、その英語形として「その科に属する一員」を表す id が生まれた。
hominid(ヒト科)、canid(イヌ科)、salmonid(サケ科)、arachnid、cichlid、tortricid、tenebrionid のように、学名の前半をそのまま残して -id を付けるのが作り方で、専門語を読むときはこの切れ目を探せばよい。trombi で始まる一群はツツガムシ類で、trombiculiasis はその寄生による症状。ただし分子生物学の cosmid・plasmid のように同じ mid の綴りで別系統の造語もあるので、-id で終わる語がすべて「〜科の一員」だとは限らない点に注意したい。