印欧祖語
*h₂erkʷos
英語での現れ方
印欧祖語では弓と矢の両方を指したとされ、イタリック語派を通じてラテン語 arcus になった。英語に入ったのはこの段階以降なので、家族はほぼすべてラテン語・フランス語からの借用で、arc が中核の綴りとして安定している。弓の形=曲線という理解が、建築の arcade と数学・天文の arc(弧)を一本につないでいる。
武器の側面は arch を含む archer・archery に、器具の側面は arçon 由来の arson に残る。arcuate は「弓なりの」というラテン語系の形容詞で、arco は弓で弦楽器を弾く指示の音楽用語。arctan・arccos・arcsin のような逆三角関数の書き方は比較的新しい層で、同じ arc でも用法の時代が大きく違う点は押さえておきたい。