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印欧祖語

*yugóm

くびき

yoke

英語での現れ方

2 頭の家畜を並べてつなぐ「くびき」が原義で、そこから「つなぐ・組にする・支配下に置く」へ意味が伸びた。ゲルマン語系の yoke は道具そのものと束縛の比喩を担う。ギリシャ語 ζυγόν 由来の zyg は生物学に集中し、二つの配偶子が結合した zygote(接合子)、mono-/di- を付けた monozygotic(一卵性の)・dizygotic(二卵性の)、対立遺伝子が同じか異なるかを言う homozygous・heterozygous と homozygote・heterozygote、その性質の homozygosity・heterozygosity が並ぶ。a-(無い)の azygos は「対をなさない」、syzygy は天体が一直線に並ぶ状態。zygomatic(頬骨の)は骨が橋のように渡る形から。

ラテン語 iugum 由来の jug は語感が硬い。conjugal は「共につながれた→夫婦の」、conjugation は文法の活用(語形を一組にまとめること)と細胞の接合の両方に使う。sub-(下に)+くびき の subjugate は「くびきの下に置く→征服する」で、subjugation・subjugator・subjugable と派生する。jugular(頸静脈の)は首、つまりくびきをかける位置から。zyg と jug が同じ「つなぐ」だと分かれば、専門用語でも意味の見当がつく。