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ゲルマン祖語

*klaiþą

英語での現れ方

ゲルマン諸語に共通する「布」の語で、ドイツ語 Kleid(衣服)とも同じ出どころとされる。英語では cloth が素材としての布を指し、そこに用途を表す語を前置した複合語が層をなす。台所まわりの dishcloth・washcloth・tablecloth、船と作業の sailcloth・oilcloth、身につける loincloth・waistcloth、生地の種類を言う broadcloth・terrycloth・cheesecloth、舞台の backcloth。布を売る人は clothier。

派生の形で押さえるべきは、名詞 cloth に対して動詞 clothe(着せる)があり、e が一つ増えるだけで品詞が変わること。その過去分詞が clothed で、否定の un- を付ければ unclothe・unclothed、下着が足りない状態が underclothed になる。日常でよく使う clothes(衣服)は複数専用で単数形がなく、まとまりを言うときは不可算の clothing を使う。bedclothes は寝具、underclothes は下着、clothesline は物干し綱、clothespin は洗濯ばさみ。cloth と clothes の発音差(クロス/クロウズ)も一緒に確認しておきたい。