EnglishBattle

印欧祖語

*gʷewd-

英語での現れ方

ゲルマン語で粗い布の衣を指した語が中世ラテン語 cotta となり、古フランス語 cote を経て英語の coat になったとされる。中心は「上着」で、overcoat・topcoat・greatcoat・raincoat のように厚さや用途を前半が示す型、tailcoat・waistcoat・petticoat のように形や着る位置を示す型がある。服装で人を呼ぶ redcoat・bluecoat・turncoat も同じ発想。

そこから動詞 coat(覆う・塗る)が生まれ、coating(塗膜)、coated・uncoated(塗装あり・なし)、undercoat・undercoated(下塗り)、sugarcoat(糖衣をかける→美化する)という技術寄りの語群ができた。「体に着せる」から「物に着せる」へ意味が広がったと考えると、服と塗装が一つの語族にまとまる理由が見える。coatroom はもとの服の意味を残した語。