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イタリック祖語

*dekəm

ten

英語での現れ方

ラテン語 decem(十)から、人数をまとめる役職名や貨幣名が生まれた。decānus はもともと十人を率いる立場を表し、dean(学部長・聖堂の首席司祭)につながる。doyen・doyenne が分野の長老や重鎮を指すのも、この役職名の流れ。deandoyen は、形が違っても同じ出発点をもつ。

貨幣名 dēnārius の流れには dinar・denier・dinero があり、diner も食堂の意味ではなく、アンドラの記念貨幣名ならこの仲間になる。den は繊維の太さに使う denier の略記。decimeter は一メートルの十分の一を表し、dicker(値段を交渉する)は十個を一組に数える古い単位名につながる。「十」が現在も数値として読める語と、役職・貨幣の歴史に残る語を分けると整理しやすい。