イタリック祖語
*artis
技術
skill
英語での現れ方
- artart・arts・artwork・artful・artfully・artless・artifice・artifact
- artistartist・artistic・artistry・artiste・artistically・unartistic
- inertinert・inertness・inertia・inertial
ラテン語 ars(対格 artem)は「組み立てるわざ・技術」を指し、英語の art はそこから「技」「芸術」「たくらみ」へ広がった。artifice は「わざで作ること」から「策略」へ、artifact は「わざで作られた物」。artful と artless は同じ「わざ」を褒める側と貶す側から見ており、artful が「巧妙な・ずるい」、artless が「素朴な・飾らない」となる。
見落としやすいのが inert の枝で、ラテン語 iners(わざを持たない)から来ているため、綴りだけ見ると art の仲間に見えない。inertia・inertial は物理の「慣性」で、「自分から動くわざがない」という原義がそのまま残っている。art を含む語に出会ったら、まず「自然のままではなく人の手が加わっている」という合図として読むとよい。