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印欧祖語

*h₁ers-

流れる;さまよう

to flow; to wander

英語での現れ方

印欧祖語では「流れる・さまよう」で、ラテン語 errō(さまよう)を経て err の形で英語に入った。中心の意味は「あるべき道からそれる」で、そこから err(誤る)、error(誤り)、errant(さまよう・道を外れた)、erratic・erratically(一定しない・気まぐれな)へ広がる。erratum は文章中の一つ一つの誤りを指す語で、正誤表の見出しに使う。

接頭辞が付くと方向がはっきりする。aberr は「離れて+それる」で aberrant(常軌を逸した)・aberration(逸脱)、inerr は否定が付いて inerrant・inerrancy(誤りのないこと)、errorless も同じ「誤りゼロ」側。なお rosemary は「さまよう」ではなく「流れる(露)」の側から出たとされ、同じ根でも枝が違う。err- を見たら「正しい道からの ずれ」を思い浮かべ、接頭辞でそのずれを打ち消しているかどうかを確認するとよい。