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印欧祖語

*sm̥-

一つ・共に

one; together

「一つ・共に」の意の語を作る

英語での現れ方

ラテン語 mīlle(千)は「一つのまとまり」を表す語から出たとされ、英語では mill / milli の形で残っている。million はイタリア語で「大きな千」を意味した拡大形、millennium は mīlle+annus(年)で「千年」、millipede は「千の足」。単位に付く milli- は「千分の一」を表す決まった接頭辞で、millimeter・milligram・milliliter・millisecond・millibar・millivolt・milliwatt のように必ず基準の単位の前に置く。mil や ml のような略記もこの仲間。

million の語尾を切り取って作られたのが -illion で、bi-(2)・tri-(3)・quadri-(4)・quinti-(5)と組み合わせて billion・trillion・quadrillion・quintillion という位取りの語ができている。zillion・jillion・gazillion・bazillion は「とてつもない数」を表す遊びの造語で、同じ -illion に乗せて作られたもの。ギリシャ語側では「一つ」が ἁ- になり、haploid(一組の染色体をもつ)・haplotype に残る。triploid・polyploid・aneuploid はその -ploid(〜重の)を使って作られた対の語。