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印欧祖語

*dóru

英語での現れ方

ゲルマン語系の tree が中心で、treetop・treeless・treelike のように素直に「木」を表す。もとは特定の樹木、とくに樫を指したとされ、「堅い木材」というイメージが土台にある。swingletree・doubletree は馬具の横木、trenail / trunnel は木釘(treenail の綴りが崩れた形)で、「木でできた部品」という古い用法が化石のように残っている。

tar は「木から採れるもの」で、松などの樹脂やコールタールを指し、tarry(タールを塗った・べたつく)、tarpaulin(タールを引いた帆布)とその短縮 tarp、道路舗装の tarmacadam とその短縮 tarmac(滑走路)へ広がった。ギリシャ語 δρῦς(樫)の系統は dry / dru となり、dryad(木の精)とケルトの祭司にちなむ druidism がこれにあたる。tree と tar が同じ木から出ていると知ると、tarmac の綴りも結びつけて覚えられる。