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イタリック祖語

*wrādīks

root

英語での現れ方

軸になるのは「根」で、そこから「根本の」と「根こそぎにする」の二方向に広がった。radic は radical(根に関わる→根本的な・過激な)、radicalism・radicalize(根本から変えようとする立場)、radicle(植物の幼根)と、抽象と具体の両方に使われる。eradicate は e-(外へ)+ 根 で「根を抜き取る」、つまり病気や貧困を根絶することを言い、eradication・eradicator も同じ像。

食べ物の側では radish(根の野菜→ハツカダイコン)、horseradish(西洋わさび)、イタリア語経由の radicchio が並ぶ。数学・言語学の radix は「基数・語根」でラテン語の形をそのまま借りたもの。フランス語を通って摩耗した形が race・rase で、race はここでは「人種」ではなく生姜などの塊根を数える古い語、rase は「根こそぎ削り取る」ほうにあたるとされる。radic を見たら、まず「根」の像に戻してから比喩を足すと迷いにくい。