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ゲルマン祖語

*kastōną

英語での現れ方

原義は「投げる」で、そこから「投げかける・放つ」の比喩が広がった。broadcast は種を「広く撒く」農業の語が電波に転用されたもの、forecast は「前もって投げる」=予報、outcast は共同体から「投げ出された者」、overcast は空に覆いを「投げかけた」=曇った、downcast は目を落とした=しょげた、と語源をたどると意味が素直につながる。演劇の cast(配役)も役を「割り当てて投げ与える」ところから来ている。

放送語彙では -cast が生産的で、tele-・news-・pod-・sim(ul)- を頭に付けるだけで新語ができ、担い手や機器には -caster が付く(broadcaster・sportscaster・forecaster)。recast(作り直す・配役し直す)、typecast(型にはめる)、precast(あらかじめ成形した)のように、動詞に接頭辞を足す形も生きている。なお castor oil の castor はビーバーを指す別語なので、車輪の castor / caster と混同しないよう注意したい。