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西ゲルマン語

*krakōn

パチパチ鳴る

to crackle

英語での現れ方

出発点は擬音で、硬いものが鳴る音をそのまま語にしたもの。crack は「パキッと鳴る/割れる」から名詞の「割れ目・ひび」へ広がり、cracked(ひびの入った)、crackle(パチパチいう)、cracker(割るもの/堅焼きビスケット)と派生する。複合語では「割る人・割る道具」の意味がはっきり出て、nutcracker(くるみ割り)・safecracker(金庫破り)・firecracker(爆竹)が並ぶ。wisecrack は「気の利いた一発」=軽口。

同じ音まねでも低く長い音は creak の形になり、creak(ドアや床がきしむ)・creaking・creaky(きしむ・がたのきた)を作る。crack が一瞬の破裂音、creak が持続するきしみ音、と音の長さで綴りが分かれていると考えると区別しやすい。なお crackpot(変人)や crackers(頭がおかしい)は「(頭に)ひびが入った」からの比喩で、割れるイメージが人の状態に転用された例。members にある crake(クイナ)や cricket(コオロギ)も、鳴き声から名付けられた枝とされる。