印欧祖語
*suH-
豚
a pig
英語での現れ方
「豚」を表す古い語は、英語にそのまま近い意味で残るものと、別のものの呼び名に転じたものに分かれる。sow / swin の側では sow が雌豚、swine が豚、swineherd が豚の群れを世話する人である。hyo / hy の側では、ギリシャ語 ὗς が「豚」で、hyena はこの呼び名をもとに作られ、hyoscyamine・hyoscine は「豚の豆」と呼ばれた植物の名を介して成分名になった。
sock の側には、豚の鼻先と鋤の刃を結びつけるとされる道筋がある。ここでの sock はスコットランドなどの古い農業用語で、土を切り起こす鋤の刃を指す。socket はその刃に似た槍先の名を経て、柄などを差し込む受け口の意味へ進んだ。現在の電気の差し込み口も「何かを受け入れて支えるくぼみ」と捉えると、遠くなった意味の接点を見つけられる。