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ゲルマン祖語

*hampą

英語での現れ方

元の意味は「たまたま起きること・巡り合わせ」で、良し悪しは含んでいなかった。その中立な姿を保つのが hap の系列で、hap は古い語の「偶然」、mishap は mis-(悪く)が付いた「思わぬ事故」、hapless は運を持たない→不運な、haphazard・haphazardly は運任せの→行き当たりばったりの、haply は古語の「もしかすると」。どれも「偶然」という核から離れていない。

happ の系列は同じ語に接尾辞が付いたもので、happen は「たまたま起こる」、happening は起きた出来事、happenstance は偶然の巡り合わせを指す。そして happy は本来「運に恵まれた」で、そこから現在の「幸せな」へ移った。unhappy・unhappily・unhappiness はその裏返し、happily は「運よく」と「楽しく」の両方に使える。日本語の「幸せ」も「仕合わせ=めぐり合わせ」から来ているので、発想の重なりを頼りに覚えるとよい。happy を「運が良い」と読み替えると、happen との関係が一目でつながる。