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ゲルマン祖語

*mundiz

記憶

memory

英語での現れ方

ゲルマン祖語で「記憶・思うこと」を表した名詞で、古英語では集合や完了を表す接頭辞 ge- がついた ġemynd の形が普通だった。中英語でこの ge- が落ち、minde を経て一音節の mind になったとされる。英語の基本語には、この「語頭の ge- が消える」経路をたどったものが多い。

意味の芯は「記憶」で、そこから「思考」「心」「意向」へ広がった。re- を足した remind・reminder だけが古い「記憶」の意味をはっきり保ち、mind 単独では現代ではもっぱら「心・知性」と、動詞の「気にする・世話をする」。派生は mindful(mindfulness・unmindful)と mindless(mindlessly・mindlessness)の対が中心で、-ly・-ness を重ねて副詞・名詞まで一式そろう。minded・mindset・mastermind・netminder のように複合の材料としても現役で、古い語でありながら新語を作り続けている。