印欧祖語
*ḱorh₂-
英語での現れ方
- crowncrown・crowned・crowning・uncrowned
- coroncorona・coronation・coronary・coroner
- corollcorolla・corollary
- kronkrone・krona
ラテン語 corōna は冠や花輪を指し、crown の crown と coron の coronation は王冠と戴冠式という近い意味を保つ。coronal・coronary は冠に似た形や位置に関わり、coronary は特に心臓を囲む冠動脈の話でよく使われる。corolla は花冠、corona は太陽を囲んで見えるコロナなどを指すので、輪や取り巻く形が手掛かりになる。
coroner は死因を調べる検死官だが、もとは王権に関わる役職の名で、冠が王の権限を表す枝に属する。corollary はある結論から付随して導かれる結果・系を指す語で、今の文章では数学の定理や議論の結論と結び付けて読む。通貨名の krone・krona も冠に由来するが、金額の文脈では貨幣の単位。輪の形、王権、専門分野で定着した意味を分けると、同族語の訳を取り違えにくい。