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西ゲルマン語

*wrītan

刻む

to scratch, incise

英語での現れ方

古英語で「刻む・引っかく」を意味した動詞に遡り、文字を刻む行為から「書く」になったとされる。不規則変化がそのまま残り、write に対して written、その否定形 unwritten(書かれていない→暗黙の)がある。名詞 writ は「書かれたもの」の古い形で、いまは令状を指す。接頭辞と結ぶと、rewrite・rewriting(書き直す)、overwrite(上書きする)、underwrite(下に署名する→引き受ける)となり、underwriter は保険や証券の引受人。

この一族の使いどころは複合語で、書く人は -writer、書く行為・書かれた物は -writing と、後半で品詞が決まる。screenwriter・scriptwriter(脚本家)、speechwriter、copywriter(広告文を書く人)、songwriter、sportswriter、ghostwriter(代筆者)、機械なら typewriter・teletypewriter。行為の側は handwriting(筆跡)・typewriting・skywriting。注意したいのは handwrite・typewrite で、これらは名詞の handwriting・typewriter から逆に作られた動詞である。また wright(職人)は綴りが似ているが「作る人」を意味する別の語に遡るとされるので、writer と混同しないようにしたい。