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西ゲルマン語

*samft(ī)

英語での現れ方

中心の意味は「柔らかい・穏やか」。形容詞 soft から、-ness で性質(softness)、-ly で様子(softly)、-en で動詞(soften=柔らかくする・和らげる。softened・softening)、さらに -er で道具や薬剤(softener=柔軟剤)と、規則どおりに広がるのがこの語族の特徴。人を指す softy / softie は「お人よし・軟弱な人」で、同じ語の二通りの綴り。

複合語は「硬くない方の〜」という対比で名前が付いたものが多く、softwood(針葉樹材)、softball(軟式の球技)、softback(紙表紙の本)がその型。現代で最も目立つ software も、機械そのものに対する「柔らかい方」という対比から生まれた語。ここから後半の -ware だけが切り出され、malware・spyware・freeware・shareware・firmware・groupware のように「〜系のソフト」を作る部品として使われるようになった。この -ware は soft の一部ではなく、software を真似た新しい造語法である点に注意したい。