西ゲルマン語
*īsarn
鉄
iron
英語での現れ方
古英語 īsern / īren から中英語 iren を経て現代の iron になった語で、s が落ちた以外に大きな綴りの分岐がない。そのため家族はほぼすべて iron を含む複合語・派生語で、ironwork・ironworks・ironworker(鉄を扱う仕事)、ironclad・ironside(鉄で覆う→堅固な)、ironweed・ironwood(硬い動植物)のように、「鉄」の硬さ・重さがそのまま比喩に伸びている。
注意したいのは、綴りに r があるのに「アイアン」と読む発音のずれと、irony の扱い。この家族の irony は「鉄の(ような)」という形容詞で、ギリシャ語由来の「皮肉」の irony とは別語なので文脈で見分ける。ironing・ironed・unironed は、熱した鉄でしわを伸ばす道具(flatiron)から出た比較的新しい動詞用法。