ゲルマン祖語
*īsarną
鉄
iron
英語での現れ方
ゲルマン祖語 *īsarną はケルト語から入った借用とされ、西ゲルマン語 *īsarn、古英語 īsern・īren を経て英語の iron になった。現代英語では語形がほとんど分岐しないので、家族の広がりは複合語の作り方に現れる。素材+用途で gridiron(焼き網)・flatiron(こて)、扱う人で ironmonger(金物商)・ironworker という具合に、前後どちらの位置にも置ける。
意味の面では素材としての「鉄」から「硬い・容赦ない」という比喩が育ち、ironclad は装甲艦から「破れない(証拠・約束)」へ、ironman は耐久力の象徴へ広がった。道具としての irons、作業を表す ironing も同じ語幹。iron の綴りは動かないので、複合語は前後の要素だけ読めばよい一方、発音が綴りとずれる点だけ注意すればよい。