civilisation と civilization の違い
「文明」は英国式が civilisation、米国式が civilization。organise / organize と同じ -ise / -ize 問題の代表例です。
結論
civilisation 英国式(-isation)。英・豪などで一般的
civilization 米国式(-ization)。ただし英国のオックスフォード式も -ize を採用
米は必ず -ize。英はどちらもあり得るが、文書内で統一を。
比較表
| civilisation | civilization | |
|---|---|---|
| 地域 | 英国・豪州の一般的表記 | 米国+英国オックスフォード式 |
| 同じパターン | organise / realise | organize / realize |
| 例文 | ancient civilisations古代文明(英国式) | the rise of civilization文明の勃興(米国式) |
語源でわかる違いと覚え方
土台は英語 civil「市民の」— ラテン語由来の「都市・市民」の家族です。civilize(文明化する)は「市民社会の一員にする」が原義で、文明とは都市と市民の営みでした。
civil の家族には civilian(民間人)、civility(礼儀正しさ=市民らしいふるまい)がいます。-ise / -ize は発音が同じ綴りの流儀の違いで、興味深いのは英国の伝統あるオックスフォード式が -ize を正統とすること — 「英=ise・米=ize」と単純化しきれない点だけ覚えておくと安全です。
覚え方
米は -ize 一択。英は -ise が多数派だがオックスフォードは -ize。
文明=市民(civil)の営み。
使い方と例文
使い方(綴り以外は共通)
civilization = 文明 — 歴史・社会の語
- the ancient civilizations of Mesopotamiaメソポタミアの古代文明
- Western civilisation西洋文明(英国式綴り)
よくある間違い
×同じ文書で civilisation と civilization を混在させる
○どちらかに統一
両方正しい綴りですが、混在は校正漏れに見えます。
理解度チェック
米国の教科書での綴りは?
(-ize 系。)
惜しい。正解は civilization。米国式は civilization。
よくある質問
Q. culture と civilization はどう違う?
culture は価値観・習慣・芸術など生活様式全般、civilization は都市・技術・制度を伴う発展した社会を指します。「文化」と「文明」の使い分けにほぼ対応します。
同じ語源の仲間
civility(礼儀)は「市民らしいふるまい」。文明も礼儀も、civil「市民の」から出発しています。