companion と company の違い
companion は「(1人の)連れ・仲間」、company は「会社」のほかに「仲間・同席」という古い顔を持ちます。この家族の原イメージは「食事を共にする」です。
結論
companion 「仲間・連れ」— 一緒にいる個人。a travel companion(旅の連れ)
company 「会社/仲間・同席」— 集団、または「一緒にいること」そのもの
1人の連れが companion、集団や「一緒にいる状態」が company。
比較表
| companion | company | |
|---|---|---|
| 指すもの | 個人(数えられる) | 集団・会社/同席(不可算) |
| よく使う形 | a travel companion旅の連れ a lifelong companion生涯の伴侶・相棒 | keep 〜 company〜に付き添う・一緒にいてあげる in the company of 〜〜と一緒にいて |
| 例文 | His dog is his constant companion.犬が彼のいつもの相棒だ。 | I enjoy her company.彼女と一緒にいるのは楽しい。 |
語源でわかる違いと覚え方
companion の祖先は後期ラテン語 compāniō「仲間・同伴者」。com-(共に)+ panis(パン)、つまり「パンを共にする者」が原義とされます。company は古フランス語 compaignie「同伴・仲間意識」から来た、同じ家族の集団側です。
後期ラテン語
compāniō
「仲間・同伴者」(com-+panis「パン」とされる)
古フランス語
compaignon
「友人・仲間の男性」
companion
仲間 — パンを共にする1人
古フランス語
compaignie
「同伴・交際・仲間意識」
中期英語
companye
「一群・隊列」
company
仲間・会社 — 共にいる集団
「会社」の意味は「一緒に食べ、一緒に働く集団」からの自然な発展です。keep someone company(そばにいてあげる)や in good company(同じ境遇の仲間がいる)といった表現には、「会社」以前の「同席・仲間」という古い company が今も生きています。
覚え方
パンを共にする1人が companion、その集まりが company。
「会社」は「共に食う仲間」の末裔。
使い方と例文
companion の使い方
a 〜 companion — 連れ・相棒
- She was my companion on the trip to Kyoto.彼女は京都旅行の連れだった。
- a faithful companion忠実な相棒
company の使い方
company = 会社 — いちばん使う意味
- She runs a software company.彼女はソフトウェア会社を経営している。
keep 〜 company / enjoy 〜's company — 「同席・一緒にいること」の company
- I'll stay and keep you company.残って一緒にいてあげるよ。
- We had company over for dinner.夕食に来客があった。
A good companion makes even a long trip feel short — good company is everything.
良い連れがいれば長旅も短く感じる — 一緒にいる相手がすべてだ。
よくある間違い
×Thank you for your companion.
○Thank you for your company.
「同席してくれてありがとう」は company(一緒にいること)。companion は人そのものを指します。
理解度チェック
「一緒にいてあげる」— I'll keep you ___.
(一緒にいる状態。)
惜しい。正解は company。keep 〜 company は定型表現。
「旅の連れ」— a travel ___
(1人の人。)
惜しい。正解は companion。個人としての連れは companion。
よくある質問
Q. colleague や partner との違いは?
colleague は職場の同僚、partner は事業や人生を共にする対等な相手です。companion は「行動を共にする連れ」で、仕事に限らず旅・散歩・晩年の伴侶まで幅広く使えます。
同じ語源の仲間
accompany(同行する)も同じ家族。「companion として付き従う」が動詞になった形です。