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ゲルマン祖語

*wadją

担保・賭け金

a pledge, a wager

英語での現れ方

「約束のしるしに差し出すもの=質・担保」が原義。英語本来の枝が wed で、古英語では「誓約する」だったものが「結婚を誓う」に限定され、wedding・wedded・wedlock・newlywed・unwed が残った。婚約指輪が「しるしを渡す」習慣の名残であることを思うと、担保という原義がつながる。

フランク語からフランス語に渡った形は w が g に変わり、gage(質・挑戦のしるし)として英語に戻ってきた。engage は「質を入れて縛る」から「婚約する・従事する・関与させる」へ、disengage は「その拘束を解く」。ノルマン系の綴りを保った wage は「約束された支払い=賃金」、動詞の wage war(戦争を行う)は「戦いを引き受ける」から来ている。wager は「賭け金」。同じ担保から、結婚・契約・賃金・賭けという別々の語彙が枝分かれした。