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印欧祖語

*(s)leh₂gʷ-

取る・つかむ

to seize, grab

英語での現れ方

ギリシャ語の「つかむ」から来た語群が、この家族の芯にあたる。syllable は「音をひとまとめにつかんだもの→音節」で、syllabary(音節文字表)、trisyllable(三音節語)、syllabled・unsyllabled が同族。学校でおなじみの syllabus(講義要目)も、内容をまとめて取ったものという発想。-lepsy / -leptic は「つかまれること=発作」を表し、epilepsy(上からつかまれる→てんかん)・epileptic・antiepileptic、catalepsy(強直発作)、narcoleptic(眠りに捕らわれる)。修辞学の syllepsis は一語を複数の意味で「一緒に取る」技法。

同じ「中に取り込む」意味なので、ラテン語 capiō(取る)系の語もこの家族に並んでいる(語源の筋としては別とされる)。動詞は -ceive、名詞や形容詞は -cept- という交替が規則的で、conceive(心に取り込む→思いつく・身ごもる)に対して concept・conception・conceptual・conceptually・conceptualize / conceptualise・conceptualization・conceptualism、可能形の conceivable・conceivably と否定の inconceivable・inconceivably、誤りや先入観を言う misconception・preconception・preconceived。同じ語幹から出た conceit は「思い込み→うぬぼれ」に転じ、conceited もそこから。anticipation は「先に取ること」。動詞形と名詞形の綴りの入れ替えを押さえると、この一群はまとめて読めるようになる。