EnglishBattle

印欧祖語

*ḱreh₁-sḱéti

育つ

to grow

英語での現れ方

ラテン語で「育つ・増える」を意味した動詞に遡る。日常語ではフランス語を経た crease の形になり、increase(中で増える→増加する)・decrease(減る)を中心に、increasing・increasingly・increased・decreasing・decreased が並ぶ。ラテン語の名詞形から来た crement は増減の量を指し、increment・incremental(少しずつの)・decrement、体の外へ出るものをいう excrement がここに入る。現在分詞から来た cresc は「増えつつある」で、満ちていく月を指した crescent(三日月)、音楽で音を強めていく crescendo になった。

完了分詞の系統が cret / crete で、「共に育つ→固まる」の concrete(具体的な・コンクリート)、concretion(凝結物)・concretely・concreteness・concretize、「付着して増える」の accrete・accretion・accretive・accretionary が並ぶ。コツは、抽象的な増減は crease と crement、固まって形になる話は crete と切り分けること。注意したいのは crew で、「増員された一団」を意味したフランス語から来たとされ、いまは乗組員を指し、aircrew・crewman と複合語も作る。綴りからはこの一族と気づきにくい。