イタリック祖語
*feigʷō
英語での現れ方
- fixfix・fixed・fixedly・fixer・fixate・fixity・unfixed・prefix・suffix・infix・affix・affixed・affixation・postfix・transfix・transfixed・crucifix・suffixation・unaffixed
fix は「動かないように留める」が核で、fix(固定する・修理する・日時を決める)、fixed、fixedly(じっと)、fixate(固着させる・凝視する)、fixity(不動性)、fixer(修理役・もみ消し役)、unfixed と派生する。fixate が「凝視する」も意味するのは、視線を一点に留めるという発想から。英語では「修理する」の意味が前面に出るが、語源上の中心はあくまで「留める」だと押さえておくと、ほかの語とつながる。
文法用語はこの「どこに留めるか」を接頭辞で書き分けたもので、prefix(前に付ける=接頭辞)、suffix(後ろに付ける=接尾辞)、infix(中に差し込む)、postfix(後置する)、affix(付け加える・接辞)、そして suffixation・affixation はその作業を指す名詞。transfix は「突き通して留める」から「(恐怖などで)立ちすくませる」へ、crucifix は「十字に打ちつけたもの」で動詞 crucify と対になる。soffit(軒天)や留め金を意味した fibula、フランス語経由の microfiche も同じ系統とされる。