ゲルマン祖語
*gebaną
与える
to give
英語での現れ方
- give / givgive・given・giver・caregiver・lawgiver・forgive・forgivable・forgiveness・forgiving・unforgiving・unforgivable・unforgivably・unforgivingly
- giftgift・gifted
ゲルマン祖語の「与える」から古英語 ġiefan を経た give で、give – gave – given の強変化をそのまま保っている。行為者の giver、複合の caregiver(介護する人)・lawgiver(立法者)はどれも「〜を与える人」。for-(すっかり・手放して)がついた forgive は「(罪を)与えてしまう→許す」という作りで、forgiveness・forgivable・unforgivable・unforgiving と派生が多い。unforgivably・unforgivingly と副詞まで揃うのは、道徳の話題でよく使われる語だから。
gift は「与えられたもの」を表す名詞形で、古ノルド語の影響を受けて「贈り物」の意味に定まったとされる。gifted は「授かった→才能ある」で、gift に「天賦の才」の意味があることを知っていれば読み違えない。gavel(議長や競売人が打つ木槌)は古英語で貢納・使用料を意味した語にさかのぼるとされ、綴りからは見えにくいが同じ「与える」の枝に置かれている。