古代ギリシア語
-τερος
比較級の形容詞を作る
英語での現れ方
- priestpriest・priestly・priestess・priesthood・unpriestly・archpriest
- presbyterpresbyter・presbytery
- otericesoteric・exoteric・amphoteric・amphotericin
- deuterdeuterium・deuteron
古代ギリシャ語で「二つを比べてこちらのほう」を表した形容詞語尾。英語には単語ごと借りられた形でしか入っていないので、語尾として切り出して使うことはできないが、含んでいる語の意味は「対比」で読める。presbyter は「より年長の者」で、教会の長老を指す語として残り、その建物・組織を presbytery と呼ぶ。同じ語がラテン語から古英語を経て大きく摩耗したのが priest で、priesthood(聖職)・priestly / unpriestly(聖職者らしい/らしくない)・priestess(女性の祭司)・archpriest(上級聖職者)と派生も多い。
oteric の形をとる語は内外の対比で、esoteric(内輪向けの→難解な)と exoteric(一般向けの)が対をなし、amphoteric は「どちらにも属する」で酸とも塩基とも反応する性質を言う。deuter は「第二の」で、deuterium(重水素)と deuteron(重水素核)は物理・化学の基本語。proterozoic は「より前の時代の」で原生代を指す。学術語に偏った語尾なので、無理に暗記せず「-teros が入っていたら比べている」とだけ覚えておけば十分役に立つ。