EnglishBattle

ゲルマン祖語

*rūmą

空間

space

英語での現れ方

ゲルマン諸語に共通する「広さ・空き」の語で、ドイツ語 Raum と同じもの。英語ではまず「余地」の意味が生き(headroom・roomy・roominess・roomful)、そこから「壁で仕切られた空き=部屋」へ移った。複合語は「用途+room」の型でほぼ機械的に作られ、住居(bedroom・bathroom・sunroom・playroom・guestroom)、仕事場(darkroom・newsroom・stockroom・storeroom・workroom・saleroom・salesroom)、公共の場(classroom・courtroom・ballroom・schoolroom・lunchroom・washroom・restroom)と広く覆う。

「余地」の語義が残っている表現に注意すると読み違えが減る。安全のための余白を言う headroom、比喩的な余地を言う言い回しなどは、部屋ではなく空間の大きさの話。人を表す派生は roomer(部屋を借りる人)、roomie(口語のルームメイト)、roommate と三通りあり、意味が少しずつ違う。物理的でない部屋に広がった chatroom、時間割の homeroom、船室の stateroom・wardroom のように、比喩や専門語も同じ型で作られている。lebensraum はドイツ語からの借用で、Raum が room と同語源であることを示す例。