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西ゲルマン語

*būr

英語での現れ方

この語は「住まい・小屋」、そして「そこに住む人」を表した。最も目立つ現れ方は neighbor / neighbour で、古英語 nēah(近い)+ ġebūr(住む人)=「近くに住む人」がそのまま隣人になった。派生は neighborhood(近所)、neighborly(隣人らしい→親切な)、neighborliness、neighboring(隣接する)と続き、否定は unneighborly。つづりが -or と -our で割れるのはアメリカ式とイギリス式の違いで、意味は同じ。口語の hood は neighborhood を縮めたもの。

住む人の側から出た boor は、オランダ語 boer(農民)を通って英語に入り、「田舎者→無作法な人」となった。形容詞 boorish(がさつな)で使うことが多い。住まいの側から出た bower は「小部屋・木陰の休み場」で、地名から一般語になった bowery も同じ枝。つまり同じ一語が「隣人」「農民」「あずまや」という離れた語に育ったので、neighbor を軸に据えて残りを枝として覚えるのがよい。