ゲルマン祖語
*fastō
英語での現れ方
- fastfast・faster・fastness・breakfast・colorfast・steadfast・steadfastly・steadfastness
- fastenfasten・fastened・fastener・fastening・unfasten・unfastened・unfastening・unfastener
「固く守ること」を名詞にした語で、キリスト教の広まりとともに「断食」の意味で使われるようになった。英語の名詞・動詞 fast(断食する・断食)はここに直結し、その断食を破る食事が breakfast。日本語の「ブランチ」のもとになった brunch は breakfast と lunch の混成語で、語源的な家族ではないが breakfast の一部を受け継いでいる。
一方で「固い・不動の」という元の感覚は steadfast(steadfastly・steadfastness)や colorfast、fastness に生きており、動詞 fasten(留める)とその派生 fastener・fastening、否定形 unfasten・unfastened・unfastener もこの側。「速い」の fast も「しっかり」から出た枝とされ、hold fast(しっかりつかまる)にその古い意味が残っている。